月別アーカイブ: 2017年8月

自転車こいでどこまでも!

みなさまお久しぶりです。ストックホルムのモモです。
暑い夏、いかがお過ごしでしょうか。ストックホルムはまだまだ暑い日もあれど、やはり北欧、日本とは比べ物にならないほど涼しく、快適な毎日でございますのよオホホ。

今回みなさまにご紹介したいのが、近年どんどんと人気が増しているストックホルムでの移動方法。

自転車!

ストックホルムでは、地下鉄・トラム・バスなどがたくさん出ているので、公共交通機関を使えば、 基本的にどこへでも行けるのですが、やはり知らない土地でバスや電車に乗るというのは緊張するもの。
どこから乗るの?どうやって乗るの?降りる場所は合ってる?そんなドキドキ感も、もちろん旅の醍醐味ではありますが、 同時に不安の種でもありますよね。
さらに、今年、ストックホルムの交通機関の運賃が値上がりしてしまいました。その分、今まであったA・B・Cゾーンという料金区分けがなくなったため、ゾーンをまたいでの移動であってもストックホルムの移動は全て一律料金で利用できるようになり、それはとても良いのですが。地下鉄一区間分だとか、バスで5分10分ほどの距離、などの比較的近距離の移動だと、なんだかちょっとお高くついてしまうという。
1回だけ、1往復だけ、ならまだしも、3回4回5回…と乗る場合は地味に出費がかさんできます。ヤメてー!これ以上私のお財布をイジメないで!されど行きたい場所は微妙な遠さであちこちにあったりして…。
そんな時の救世主が、レンタサイクルです。

ストックホルムのレンタサイクル屋さんで人気なのは、CITY BIKES。

カードを買えば誰でも簡単に自転車をレンタルできるので、観光の方だけでなく、地元の人にもよく利用されています。
ストックホルムの市街地を中心に140箇所以上もレンタサイクルのステーションがあり、好きな場所で自転車をレンタルし、好きなステーションに自転車を返せるので、借りた場所まで戻ってこなくても良いため、とっても便利。
借り方も簡単で、レンタサイクルのカードを購入し、レンタサイクルステーションでかざすだけ!どれでも好きな自転車(型は全部同じですが笑)をバーから引き抜いて、返す時も、ステーションを見つけ、バーに自転車を差し込むだけ。

ステーションの営業時間や、自転車の空き状況などは、アプリやサイトで、リアルタイムで確認できるので、どこで借りられてどこで返せるかもリアルタイムですぐわかる!もう一ついいところを付け加えるならば、このレンタサイクル屋さんの自転車は、車輪が小さいので、小柄な方でも足が届かない!なんてこともなく、乗りやすいのです。

カードは、街中にあるPressbyrån(プレスビーロン)という売店や、セブンイレブン、協賛しているホテルでも買うことができます。
カードの種類は3日間カード(165クローナ)と、シーズンカード(300クローナ。4日以上乗るならこちら!4月1日から10月31日までの期間、ずっと自転車が使えます)の2種類。続けて乗れる時間は一応3時間と決まっていますが、3時間以内に、どこかのステーションで、いったん自転車を返し、もう一度借りる手続きをすればすぐ使えますよ。

ちなみに、スウェーデンは日本とは反対の右側通行。自転車も右側通行で、歩道ではなく、車道を走ります。ただ、自転車専用レーンがある道路も多いので、車に邪魔されることなく快適に走ることができます(もちろん、自転車の運転中は歩行者や車に十分にお気をつけくださいね!)。

自転車に乗ると、新しい目線で景色を楽しめるから不思議。 歩くには少し遠くて諦めかけていた場所も、自転車だと短時間で行けちゃいます。街の地理にも詳しくなれますし、バスが通らない細い路地裏めぐりや、森の散歩道を堪能するにもぴったり。軽やかに風を切って、レンタサイクルで旅行を一味違ったものにしてみませんか?

CITY BIKES

愛すべきケッタイな国・ノルウェー オスロ便り⑥グリーグやイプセンも愛した老舗レストラン「エンゲブレットカフェ」

まだ一応夏であるはずなのに、食欲の秋がすでに到来してるしぐりです。アンズタケという日本ではあまり馴染みのないキノコがあるのですが、こいつが晩夏から初秋にかけて森の中に生えてるんですね。こちらではカンタレル(Kantarell)と呼ばれておりますが、あたくし大好物なのです。ただ、あまりお醤油とかお味噌に合う香りではないんですよ。鍋やお味噌汁にはNG。日本で馴染みがないのもうなずけます。クリーム系のパスタソースとかクリームスープ、もしくはバター焼きにするとめちゃくちゃ美味しくて、むしゃむしゃやらかしてる間にすっかりカロリーオーバー。早くもお腹まわりがとんでもないことになってしまっています。

今回はオスロを訪れたら是非立ち寄っていただきたい老舗レストランをご紹介したいと思います。ディナーは少々お値段が張りますが、ランチはノルウェーとしては平均的な値段で楽しめます。

1857年創業。1857年って言ったら日本じゃまだ江戸時代ですよ。作曲家グリーグ、劇作家イプセン、画家のムンクをはじめとする数多くの芸術家、政治家に愛されたレストランです。


レストランの向かいには噴水を挟んで国立現代美術館。もともとは銀行のための建物でしたが、1837年にクリスチアニア劇場となり、そこの舞台監督に就任していた時期のイプセンがちょくちょくこのレストランに来ていたそうです。

イプセンがいつも座っていた2階の席。窓からは元劇場の現代美術館が眺められます。

その隣のランプが置かれている席はグリーグの定席だったテーブル。

今回話を伺ったのは、レストラン・マネージャーのミルヴァさん。
このレストランの魅力は何といっても、トナカイの肉や酢漬けニシンなど、ノルウェーの伝統料理のみを提供しているところ。クリスマスの時期にはクリスマスパーティー用の特別メニューも登場し、ルーテフィスク(Lutefisk)という干し鱈をゼリー状にしたものや、スマーラホーベ(Smalahove)という羊の頭の料理などノルウェー独特の料理を提供しているそうです。


比較的リーズナブルなランチメニューのおすすめを伺うと、フィッシュスープと小エビのサンドイッチをあげてくれました。1862年からのレシピを守りつづけているフィッシュスープは魚介類の味がしっかり溶け込んでいて、一緒についてくるバターつきのパンと最高のコンビネーションです。


エビとイクラをふんだんに盛り付けたサンドウィッチ。下にあるパンが完全に埋もれて見えません。


外のテラス席と、入り口を入ってすぐ左手の部屋が食事のお客さん用。

入口右手の角部屋は、食事ではなく、お酒やケーキなどを楽しみたい人向けの部屋。昔、ボヘミアンたちがお酒を片手にくつろいでいたそうですが、今もその雰囲気を残しています。

そのほかの部屋は、グリーグやイプセンのテーブルがある2階の部屋を含め、会食用なので大人数での予約が必要ですが、使われていないときに限り自由に見学できます。

部屋の壁や階段にかけられている古いプレートは、「プルプルネーセオルデン」(Purpurneseordenen)といって、訳すと「赤っ鼻勲章」。19世紀当時、土曜日の夜は強いお酒を大っぴらに飲めなかったそうなんですね。ですが、芸術家が集まるとやはりお酒がつきもの。内々で土曜夜17時以降に強いお酒を飲んだ人に、良くやった!てなノリで、芸術家協会(Kunstnerforeningen)がその勇気(?)をたたえて贈った、パロディー的な勲章です。

[店舗情報]
Engebret Café
Bankplassen 1, 0151 Oslo
電話: +47 22 82 25 25

月曜~金曜11:30-23:00(食事は21:30まで)
土曜17:00-23:00(食事は21:30まで)
日曜休業

ランチ155NOK~
ケーキ145NOK~
ディナー メイン料理298NOK~
(2017年8月現在)

ムーミンミュージアムのリニューアルオープンはフィンランド内で大きな話題になりました

こんにちは!ヘルシンキでは夏の大きな音楽イベントが終わり、日照時間も短くなってきて少しずつ秋の気配を感じるようになって来ました。

今年はフィンランドの生誕100周年というミレニアムイヤー、1年を通してフィンランド中で大きなイベントが行われていますが、中でもムーミンミュージアムのリニューアルオープンはフィンランド内で大きな話題になりました。
ムーミン谷博物館という名前で日本でも知られていた博物館はタンペレホールにお引越しを完了し、ムーミン美術館という名前で生まれ変わりました。

美術館のあるタンペレホールの中でチケットを購入できます。ほぼすべての作品にも日本語案内があり(作品のキャプションはフィンランド語、スウェーデン語、英語、日本語(笑)というラインナップ!)オーディオガイドも日本語であるので、とっても分かりやすくなっています。

館内は作者のトーベ・ヤンソンが発行した本毎にストーリーやアート作品が飾られ、ムーミンの歴史をたどることが出来るようになっています。映像やオーディオ、触れる展示等様々な作品がありますが館内での写真撮影は禁止です。(今回のブログ用に写真は美術館から頂いています)

館内は薄暗い照明になっているのですが、これも彼女が作成したお人形のムーミン達を保護する為だそうです。有名な高さ2mを越えるムーミンの家模型を含めて美術館での展示目的ではなく遊びの一環で作成していたそうで、使われている素材は身の回りにある物で壊れやすいんだそう。。それにしてもこれを趣味で作っていた、という事に驚かされる完成度です。壊れやすい作品だそうで、海外に出展する事はたぶん無いのでは…と案内してくれたスタッフの方がお話してくれました。

トーベ・ヤンソンやムーミン作品を知らない方でも十分楽しんでいただける展示内容ですが、ムーミンファンには1日では足りないかも知れないほどの展示量です。またムーミン以外のToveの作品の展示も少しですがありますので、ムーミン作家としてだけではなくアーティストとしての一面も見れるところも楽しいです。

タンペレホール内にはお土産物屋さんも併設されていて、限定のチョコレートやマグネットを含めてムーミングッズも充実です♪そしてムーミンの銅像もタンペレホールの公園に…是非探してみてください。

タンペレはヘルシンキから電車で2時間、日帰りでも十分楽しめる距離です。これからフィンランドへお越しの方は是非足を運んでみてください。

レンナルト メリ タリン空港

ボン・ボヤージ!ますます魅力的な空港、レンナルト メリ タリン空港。

皆様、お暑うございます!日本は厳しい夏ですよね、、、お見舞い申し上げます。
タリンでお会いするお客様がよく口にされるのが「帰ってからの暑さが怖い!」です。どうか、無事に乗り切ってくださいね。

私はこちらに移り住んでから季節をというか、天気をより一層楽しむようになりました。
と言っても日本に住んでいる時も冬はスキーに、春には山菜獲り、夏は海を楽しみ、秋は紅葉をっと十二分にしていたつもりなんですが、日の長さや気温が関係してるのでしょうか、こちらだと限界があるのですよね。
2月になるとちょこっと顔を出し始める太陽に感謝!風がちょっと弱い日にも感謝!恵の雨に感謝!雪の明るさにも感謝!なんですよ。今までこんなこと思ったことなかったんですがね、不思議です。

これは私が改心したわけではないんですよ。時々「明日は雨だって〜!」っなんて文句を言う時があるのですが、こちらの人は決まって「雨も必要よ。」と答えます。人間中心ではなく自然に寄り添って生きているんだなっと実感する時です。
この傲慢にならずにいられるのは毎回すごいことだと感心してしまいますが、エストニア人にとってもこの涼しすぎる夏、文句など言わず最大限に謳歌しています! 突然の雨でも濡れることを一切気にせずにいる姿は、雨ですら楽しんでるように見えるんですよねー。幸せな国民だなぁっと心から思いますし、そうなりたいと思ってしまいます。

さて、超爽やかな夏のタリンからお届けしています今回のホットな情報はタリン国際空港です。

ご存知でしたか?タリン国際空港の別名を。「レンナルト メリ タリン空港」と言います。

このレンナルトとはご存知の通り人物名でして、エストニア独立回復後初の大統領です。
外交官の家に生まれ、6ヶ国語を自由に操れ、タルトゥ大学を優秀な成績で卒業と一見華やかに聞こえますが、実は家族でシベリア流刑され厳しい労働を強いられたという辛い過去もある彼は、歴史学者になることは許されませんでしが、作家や映画監督として活躍し、後に政治家となり国外にエストニアの存在をアピール、バルト三国を協力させソ連からの独立運動を加速させた凄い人なのです。
2001年までの二期をお勤めになられ、5年後に76歳でご病気で亡くなられました。ですから彼の功績を称えると共に彼の名を後世に残したいということなんですね。

この空港、今年は滑走路も拡張され今後大型便の増加も見込まれますし、シティセンターと連結してトラムの空港乗り入れも間もなく完了します。

チェックインカウンターも増設され、手荷物セキュリティチェックのエリアも拡大、ますますファッショナブルで使い心地良い、居心地良い空港へと変わりつつあるのです。

今回の改装工事が始まる前からも世界中から”居心地よい空港”と評判いただいているのをご存知でしたか?
小さいながらにもショップ、カフェ、パブリックゾーンなど多様で充実しているんです。
グランドピアノのある空港なんて見たことあります?大きなチェスで遊べる?カプセルに入ってお昼寝?!などなど、小さな国だからと侮っていたらびっくりですよ!

飲食店では旅先でホッとする和のテイスト「徳丸」の寿司とおうどん、そしてお気に入りのワインと最高のおつまみが必ず見つかるワインバー「Rosin」。サブウェイに5つのカフェとパブ。この中でも気持ちいソファに座りながら本棚の本に手を伸ばし好きなお茶を楽しめる「スイーテストカフェ」が人気です。

ショップの方では自然派コスメなども取り扱ってる薬局や、カレヴチョコレート・玩具店、靴下ショップの「sokisahtel」では楽しくなって時間を忘れてしまうので注意です。
「グッズ オブ エストニア」は素朴なエストニアハンドクラフト製品がずらりと並び、お土産の買い足しには丁度良いですね。その他衣類、デジタルデバイス、キオスク、タックスフリーショップなどはもちろん入っています。

お子様連れの方もご安心を!ゲート近くにはエストニアのアニメのキャラクタで犬娘「ロッテ」のプレイグランドがありますのでたっぷり遊んでくださいね。

大抵の方はこの先乗り継ぎや入国審査などで充分なお時間がとれませんのでここはひとつ、腰を据えてタリンの空港を楽しまれることをお薦めいたします!そして、タックスリファンドもタリン空港でしたら少しのお時間でお手続きすることができますのでお忘れなく!

まだまだ夜は明るく長〜いです。皆様のお越しをお待ちしています!
タリンからヴァッセルがお届けしました。

https://www.tallinn-airport.ee/en/restaurants/

愛すべきケッタイな国・ノルウェー オスロ便り⑤ 絶景「トロールの舌」(トロールトゥンガ/Trolltunga)2017年最新情報

どーもー!ノルウェーはオスロのしぐりです。
突然ですがみなさん、「トロール」ってご存知でしょうか?
ノルウェーの森や山に住む妖精で、手足の指が4本ずつなのが特徴です。そのトロールをかたどったトロール人形がノルウェー土産の定番品だったりするのですが、怖い顔にお腹がポッコリ出ていまして、一歩間違うとイヤガラセ(笑)、へたすると子供が泣くレベルのブサイクっぷりです。

日本語では「トロール」もしくは「トロル」と表記されており、「妖精」と説明されていることが多いのですが、どちらかと言えば「妖怪」という言葉のほうが近いんじゃないかと思っています。
ノルウェーを代表する偉大な作曲家、エドヴァルド・グリーグの作品『ペール・ギュント組曲』の中に「ドヴレ山の魔王の広間にて」(I Dovregubbens Hall)という曲があります。
小学校の音楽の時間などで耳にしたことがある方も多いかと思いますが、これも正確に言えば「魔王」というよりかは「トロールの王様」「トロールの親玉」なんですよね。まぁ、人間でない不思議な生き物の総称とでもいいましょうか。
あの可愛らしいフィンランドのキャラクター、ムーミンもノルウェー語では「ムーミートローレッ」(Mummitrollet)といいまして、トロールという言葉がくっついています。

そんなトロールの名前の付いた岩「トロールの舌」へ行ってきました。
しぐりはトレッキングにかけてはズブの素人なのですが、せっかく自然豊かな国にいるのだからということで、夏になると1度は山へ出かけます。その際、素人ハイカーとして心がけているのが、次の3点。

①まず第1に天気です。天候が良いときにしか行きません。多めに休みを取っておいて、あとは天気予報に合わせてフレキシブルに予定を組みます。
今回は5日間休みを確保したのですが、その週は降水確率0パーセントの日が1日だけしかなかったので、その日に合わせて夜行バスでオスロを出発し、早朝から登山、その日のうちに下山して同日の夜行バスでオスロへ戻るという行程になりました。
天気さえ良ければ、テントをかついで出かけて、キャンピングも楽しみながら数日かけてのんびり「トロールの舌」へ向かう、ということも考えていたのですが、雨の中をサバイブするほどのスキルも装備もないので、今回は断念。

②次に靴。トレッキングシューズだけはケチらないで、自分の足にあったものを用意し、かつ、出かける1週間くらい前から外に行くときには履いて、足に慣らすようにしています。
携帯の電波が通じない場所で足を痛めてしまったら、どうしようもないですからね。
ちなみに今回は、登山口へ向かう途中のシャトルバスの中ですでに圏外になり、その後電波の入る場所は、夕方またシャトルバスで同地点に降りてくるまでの約11時間全くありませんでした。

③最後に、軽量の防水・防風加工のジャケットとパンツ。
万が一天候が急変したときに、濡れずに体力を奪われずにすむように、雨対策の上下を必ずリュックの中に入れておきます。とはいえ、これまで1度も使わなければならないような状況に陥ったことがないので、お守りのようなものにすぎませんが。

まずオスロからオッダ(Odda)という町へ向かいます。NOR-WAY Bussekspressというバスが1日3本出ています。(2017年8月現在)
https://www.nor-way.no/en-US

また早朝から登山を開始するのであれば、オッダから登山口のあるシェッゲダール(Skjeggedal)まで、「トロールの舌シャトル(Trolltunga Shuttle)」というシャトルバスが1日2本出ています。
夏の登山シーズンの6月15日~9月15日の間だけの運行です。
帰りのシェッゲダールからオッダまでは、夕方に3本。(2017年8月現在)行きは150クローネなのに、帰りは100クローネ。往路は上り路でガソリン代がかかるから、ってことなんでしょうか。
https://www.hardangerfjord.com/odda/reiseinformasjon/trolltunga-shuttle

シェッゲダールから新しい道が開通したというお知らせ。
シェッゲダールでシャトルバスを降りたら、まずはこの新しくできたジグザグの緩やかな車道を4キロ歩きます。1日限定30台の勝ち組自家用車が、えっちらおっちら歩く我々を颯爽と追い抜いていきます。

シェッゲダールから見上げたところ。廃線になったトロッコの線路を分断するようにジグザグの道が上方に見えています。

麓から上まで直線距離にすると恐らく1キロ程度なのでしょうが。
左右に大きくジグザグに上っていくかたちなので、道の最後が見えているのになかなか近づかない。写真を撮りながらのんびり歩いたこともあって、4キロの車道を歩ききるのに1時間近くかかりました。

ここからが大自然の本番。
近年「トロールの舌」の知名度が高まるにつれて、死亡事故が起きたり、救急ヘリを要請する騒ぎが増えたためか、想像していたよりもきれいに整備されている印象でした。

数メートルごとに設置されている赤いTマーク、もしくは先が赤く塗られた棒はDNT (Den Norske Turistforening)という組織が設置した道しるべ。

8月15日以降もしくは6月15日より前の時期は、ここに到着した時点で13時を回っていたら引き返せと警告している看板。

避難小屋も途中いくつか見かけました。

危険な登山者がいないか目を光らせている監視員と監視員小屋。


参考までに所要時間の内訳を書いておきますと、シェッゲダールから「トロールの舌」までの片道約14キロを歩くのに5時間(7時~12時)、戻るのに4時間(14時30分~18時30分)、「トロールの舌」の上で写真を撮るのに2時間かかりました!
記念撮影の1分を得るために、なんと、2時間強も並んで待たなければならなかったのです!


まるで絵の具で色付けしたかのように鮮やかなコバルトブルーの水の色。

無事に帰還できたところで「トロールのクリーム」(Trollkrem)というノルウェーの伝統的なスイーツを作ってお祝いです。

夏の時期になると森や庭など、至るところになっている赤スグリの実(Hagerips)を鳥と競争しながら採ってきて、卵の白身と砂糖と一緒に泡だて器で混ぜるだけ。
これ以上ないくらいに簡単なレシピにも関わらず、ふわっふわのムースのような不思議な食感になるのです。出来上がったクリームに、トッピング用に別にとっておいうた赤スグリを多めに散らして甘酸っぱさを強めに出すのがしぐり流です。

コペンハーゲンで自転車に乗ってみよう!

こんにちはー。
いつになったら夏がくるの??と待っているうちに、すでに8月。
まさかこのまま秋に突入か!、というのが最近の井戸端会議の話題です。
酷暑の日本からいらっしゃる皆さんには、あーーー、涼しいーーー、と喜んでいただいております。

さて、今回のテーマは自転車。
デンマークといえば自転車よね♪、と自転車に乗って観光するのを楽しみにいらっしゃる方も少なくありません。
コペンハーゲン空港から電車に乗ってコペンハーゲン中央駅に到着し、駅の建物出たとたん目に入るのが、ものすごい数の駐輪車。

日本からいらした方に「不法駐輪ですか?」と聞かれることも多いのですが、違います、自転車置き場に停められた山のような数の自転車です。

コペンハーゲンはデンマークで一番の都会ですが、東京やニューヨーク、ロンドンのように市内中心部は広くありません。とことこ歩いて回ることだって全然問題なしの大きさですが、自転車に乗ればもっと手軽に動けることは確かです。

デンマーク人は自転車大好き、とガイドブックで紹介されたり、デンマーク旅行をされた方が「コペンの街は自転車だらけ」というような旅行記を掲載したりで、それを読んだ方の中には、よし自分も乗ってみたい!、となるのでしょうか。年々観光客の自転車乗りを多く目にするようになってきました。

ではなぜ自転車乗りを見て地元民じゃなく観光客とわかるのか!?

まずとっても簡単な見分け方を明かせば、レンタル自転車に乗っている、これが一番の目印です。

そして次に、実はとっても重要なこと、観光客はルールを知らずに乗っている。
しょうがないとは思います。自転車の乗り方だって国によってさまざまでしょうし、まして観光で数日来てるだけの方々にデンマークのルールに沿ってと言っても無理かもしれません……が、たかが自転車されど自転車、ルール無視は乗り手とその周囲双方に危険が伴う可能性も否定できません。

たとえば、自転車は自転車道を走ります。歩道を走ることはもちろん禁止です。(自転車道がない細い道は右端を走ります)
自転車道には大きく自転車の絵が描いてあったり、他とは違う色で区別してあったりするところもあります。

それから歩行者天国ももちろん自転車の通行は厳禁。そのつもりで歩いている歩行者は案外無防備なものですので、自転車が来ることを想定せずぼんやりとしています。

デンマークは車も自転車も日本と反対の右側通行。決して同じ道を双方通行はできません。しかし観光客のミスでよく見かけるのが逆行している様子です。自転車道さえ走っていたら大丈夫と思っているのか、前進するはずの道を、反対方向から走ってくるのは危険そのもの。もしこれが車だったら大変な事故を招きかねません。

それからこれもよくあることですが、自転車に乗りながらまわりの風景を楽しむ観光客が突然自転車を止めること。多くの場合が写真を撮るためのようなのですが、これもブッブーです。
自転車に乗る人は右折、左折、停止を手で指示して周りに知らせます。車でいう方向指示器、ブレーキランプの代わりを手で示すのですが、これをせずに例えばいきなり止まると、後ろを走っている自転車が追突することも避けられません。

場所によっては車用、歩行者用の他に、自転車用の信号もあります。案外とこれは見落としますが、とっても大事です。

そんなこんなのルールを守って乗れば、自転車で回るコペンハーゲンはとっても楽しい時間になること間違いないし!
地図を見ながら縦横無尽に動き回れます。

あるいは自転車を使ったガイドツアーもいろんなところが企画しているので、それに参加するもの一案です。

レンタル自転車を借りるのであれば、方法はこれも様々。
まずご紹介するのは電動自転車。これはBycyklen (The City Bike)と呼ばれるコペンハーゲン市が管理する白い貸電動自転車です。使い始める前にはまずオンライン(www.bycyklen.dk) で自分のアカウントを作っておく必要がありますが、その後はいつでも好きな時にサインインして利用することが可能です。

次に各ホテルが貸し出しているレンタル自転車(有料)。ホテルによってはいろんなタイプの自転車を持っています。コペンっ子みたいに自転車の前に大きな箱状の補助席が付いているクリスチャニアバイクに乗るのも面白そうですよ。

その他には町中の自転車屋でもレンタル自転車を扱うところが増えてきていますし、どこで借りられるのかな?と心配することなく、貸自転車を利用できると思います。

最後に、もし時間があれば自転車ごと電車に乗って郊外へ移動し、大自然の中のツーリングもおすすめですよ。