愛すべきケッタイな国・ノルウェー オスロ便り⑦オスロ・カルチャーナイト

みなさま、お久しぶりです。オスロのしぐりです。いよいよ秋ですねー。スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、…と思い思いにお楽しみかと思いますが、今回は無料のカルチャーイベント、そして「練習ホテル」という名前のついた施設についてご紹介したいと思います。

オスロには春と秋の年に2回、市内ほぼすべての美術館・博物館等の文化的施設が無料で楽しめるイベントの日があります。
春は「ツーリスト・イ・エーゲンビー(Turist i egen by)」(自分の町でツーリスト)というイベントで、毎年4月の20日前後の日曜日に朝から夕方まで開催されているのですが、秋は「オスロ・クルトゥールナット(Oslo Kulturnatt)」というタイトルで、毎年9月の第3金曜日に夕方16時から22時頃まで、遅いものは夜中の12時近くになるまで、どこかしらで何か催しものが行われています。

普段は一般公開されていない施設もオープンしていたり、特別コンサートが行われるなど、市内の100を超える場所で様々に楽しむ人の姿が見られます。
旅先で一つでも多くの美術館・博物館を貪欲に回りたいタイプの方、この日に合わせていらしていただけるとたっぷりご堪能いただけること請け合いです。少しシーズンを外れてしまいますが、なんといっても無料なので、駆け足で見ていただいたり、つまらないと思ったらすぐに出ていただいても、「金返せー!」ってな気分にはならないですしね。お金払ってませんから。

今年はお目当てのピアノコンサートが夜の22時からだったので、それまで「エービングスホテーレッ(Øvingshotellet)」、「練習ホテル」という名前の付いた施設に行ってみることにしました。

たまたまなのですが、私の回りに楽器をされている方が多くてですね。プロの方はもちろん、ある程度しっかりやっていらっしゃるお子さんなんかになると、指がなまってしまうので、旅行中であっても少し触る程度でいいから練習したい、と相談をうけることがあるんですね。その点日本だと、全国いたるところにカラオケボックスがありますんで、「カラオケボックスに走れー!」の一言で済むんですが、そんな気の利いた施設、オスロには一軒もございません。
てなわけで、以前からどんなもんやろと興味を持っていた「練習ホテル」に、見学を兼ねて行ってまいりました。「ホテル」っていっても宿泊は不可。あくまで練習のために数時間滞在するための施設です。こちらも、カルチャーナイトの日は無料で使えます。

中央駅からトラムで2つ目のHeimdalsgata、もしくはSchous plassで降りると、「スカウス・ブリッゲリ(Schous Bryggeri)」という昔の醸造所だったレンガ造りの建物が並ぶ一角が目の前なのですが、その中に「ポップセントレッ(Popsentret)」というポップミュージックに関する体験型博物館と「リクスシェーネン(Riksscenen)」というコンサートホールがありまして、ホテルは向かって左にあります。

部屋のタイプは様々。アップライトピアノや電子ピアノがおいてあるだけの小さなものから、ドラムやスピーカー、マイクを備えたバンドの練習向けの部屋、はたまたグランドピアノ付きの21人まで入れる部屋までありますが、部屋が大きくなればなるほど、その分値段は上がります。今回は、普段なら1時間70クローネの「ピアノ+もう一人用」という一番安い部屋を使ってみました。

フロントで使いたい部屋のタイプを言い、部屋のカギを受け取ってエレベーターで最上階に。廊下に降りると、ピアノだけでなく様々な楽器の音が小さく聞こえています。

ピアノの前に鏡があるせいか、弾いている最中に若干音がはねかえってくる感じがありますが、まぁ指慣らしには充分かと思われます。
受付のお兄さんによると、平日は予約がないと満室の時が多いそうですが、週末はふらりと来ても使える可能性が高いとのこと。ネット上から予約することもでき、ホームページでは部屋についている備品を確認していただくこともできます。
「子供が楽器をやっているからなかなか海外ツアーは……」と思われてるお母さん、オスロならここがありまっせー!はたまた、旅行中に仲たがいして怒鳴りあいの大ゲンカをしたくなった方にもおすすめです。

ØVINGSHOTELLET
月-木: 10.00-23.00
金 :10.00-21.00
土・日: 10.30-16.30
住所:Trondheimsveien 2, bygg H, 0560 Oslo
電話: (+47) 911 68 464
ホームページ:http://www.ovingshotellet.no/

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