2019.01.30

ノルウェーグルメ

【愛すべきケッタイな国・ノルウェー  オスロ便り(22)/世界的バリスタのコーヒー@Tim Wendelboe Espresso Bar】

オスロから2019年の初投稿、まいどお馴染みしぐりです。今年もオスロならではの情報を発信してまいりたいと思っておりますので、皆様どうぞよろしくお願い致します。
「ガイドブックに紹介されているここ、実際のところどうなのよ?!」「イケメン北欧男子が働いてるレストランはないのか」等々、リクエストがございましたら体当たりで取材してまいりますので、遠慮なくコメントくださいませ。

さてさて、新年明けましての第一投は縁起良く(?)世界ナンバーワンクオリティのコーヒーが楽しめる珈琲バー、ティム・ウェンデルボーです。
あまり知られていませんが、ノルウェーはコーヒーの年間消費量が世界トップクラス。毎年世界ランキング上位5位内に名前を連ねる常連さんで、年間一人当たり900何十杯も飲んでいる計算だとか。これ、日本の消費量の約3倍です。それだけコーヒーラブなお国柄なだけあって、街なかの適当なカフェに行き当たりばったり入っても大抵外れはありません。
ですが、本日紹介するカフェはその中でもハイクオリティな味を楽しめるところ。カフェの名前にもなっているオーナー、ティム・ウェンデルボーさんは、2004年のバリスタ世界大会での優勝をはじめ、毎年数々の国際的な大会で受賞を果たしている世界トップレベルの実力の持ち主です。

カフェはオスロ中央駅から少し離れたグリーネルロッカ(Grunerlokka)というオスロには珍しいシャレオツエリアにあります。
ファッションにこだわりのある若者とか、見るからにアーティストというような洗練された人たち、つまり、ワタクシのように子育てに振り回され髪はボサボサ服は数年前からのヨレヨレといういでたちの中年女には、道を聞くのですらハードルが高いというような層の人たちが集まり、それぞれオサレなカフェや個性的なブティックで日常のひと時を過ごしている、という光景のみられる地区です。
中央駅前の「ヤーンバーネトルゲ(Jernbanetorget)」から出ている路面電車に乗れば、ものの10分ほどで、カフェの最寄り駅「オーラフ・リーエス・プラス(Olaf Ryes plass)」にたどり着くことができます。11、12、13番、どれに乗ってもオッケーです。私は根性で歩きましたので、中央駅から約25分弱かかりましたが。まぁ、歩けないこともないです。

路面電車の最寄り駅から徒歩1分ほどで、カフェの入り口に到着。ファッショナブルな外壁は以前ヘアーサロンだったときの名残だそうです。

カフェに入る前に、路面電車の駅と正反対の方角に目を向けると、個性的な建物が目に入ります。もともと穀物貯蔵庫として使われていた建物を改造した学生寮です。知り合いが住んでいたはるか昔、一度見物しに行ったことがありますが、部屋がホントに丸。丸を2つ重ねた雪だるまみたいな空間に彼女は居住していました。カフェとは全く関係ない情報ですが。

本日のバリスタ、EiraさんとTheaさん。豆の産地から焙煎時間、温度、抽出すべてにこだわり抜いたオーナーの味を変わらず提供すべく、オーナー自らの研修を受けてここで働いています。

今月のフィルターコーヒーメニュー。メニューは毎月変わり、仕入れる豆の種類によって5~8種類のバリエーションが展開されています。
本日は4種類のコーヒーが楽しめるテイスティング・セット(169Nkr=約2150円)をチョイス。
「テイスティングとはいえ、それぞれががっつり一杯分の量で出てくるので、2人で頼んでシェアする人も多いんですよ」と教えてくれましたが、当方コーヒー中毒を自負している身なので、心変わりせずに注文。メニューの中から自分で4つ選ぶことも、おすすめを選んでもらうこともできます。「値段の高い方から4つ」と口元まで出かけた言葉を飲み込み、おすすめでお願いしてみました。

まずは2種類のコーヒーが運ばれてきました。Eiraさんが豆やカップの説明をしてくれます。(一番高い「Geisha」が入っていました!やった!)既にカップにそれぞれのコーヒーが少し入った状態で出てきますが、その量が風味を味わうのに適した量なんだそうです。なみなみと注いで飲むのではなく、飲み干しては初めに出されたくらいの量(6~8ml)を何回も入れなおして味わうんですね。

このテイスティングセットに使われるカップには3種類あって、それぞれのコーヒーの性質に合わせてチョイスしてくれます。店内で販売もしているので、気に入ったら買って帰ることもできます。

こちらのユニークな形のカップは、舌の奥にコーヒーが広がって流れていくようにデザインされていて、フローラルアロマとかフルーティーなフレーバーの繊細な風味を強調してくれるようになっています。もう一つの台形型のカップの方は、口をつける部分が底よりも狭まっているため、香りが凝縮されて立ち上ってきて、コーヒーの味がまろやかに感じられます。

第2ラウンドは両方とも上のほうが若干大きく開いた形のカップ。ワインを高いところから注いで空気を入れると味が変わるように、コーヒーを空気に触れさせることで香りを高めるようになっているとのこと。手触りのいいカップを両手で包み込むようにして飲んでいると、茶道のお茶を一服いただくときの気分ってこんな感じなのかな、と勝手な想像をめぐらしてしまうくらい心が穏やかになってきました。ゆっくり味わっていると、杯を重ねるごとに少しづつ冷めていくのですが、温度が下がるごとに味がクリアになり、一杯ごとの変化も楽しめます。私はコーヒーを美味しいかまずいかの2択で判断してきたという乱暴な舌の持ち主なので、バリエーション豊かな味わいの違いをこんなにも知覚し楽しめるとは、予想外の体験でした。

ちなみに普通に1杯頼むと、こういう形で出てきます。お一人でいらっしゃる場合には、時間的にも利尿作用的にもこちらの方が無難かもしれませんね。個人的には、テイスティングセットもバリエーションがありますし、高品質だからでしょうか、胸やけすることもなく4種類とも堪能できましたが、お盆の形からしても一つのコーヒーに対して2つのカップ置き場が作られていましたので、2人で頼まれるのがデフォルトなんでしょうね。

ブラックコーヒーは苦手というかたには、フィルターコーヒーの他にも、エスプレッソやカプチーノ、ラテなどのメニューも用意されています。使われているミルクがまたオーガニックなこだわりの逸品。レーロース(roros)という世界遺産登録された銅鉱山の町があるのですが、そこからわざわざ取り寄せています。
ちなみにこちらでは、コーヒーを純粋に味わっていただこうということで、スイーツやサンドウィッチなどのサイドメニューは一切おいていません。(2019年1月現在。以前、販売していた時期もあったそうで、状況によってはまた復活するかもしれない、とのことですが。)

お気に入りのコーヒーがあれば、こちらのお店で焙煎した豆を買って帰ることもできます。穴場的なノルウェー土産としても喜ばれるのではないでしょうか。コーヒー好きな方、是非少し足を延ばして評判の味を堪能してみてくださいね!

【店舗情報】
Tim Wendelboe Espresso Bar

営業時間:8時30分~18時(土・日は11時~17時)
住所:Gruners gate 1, Grunerlokka
電話:(+47) 9443 1627
https://wholesale.timwendelboe.no

さあ、美味しいコーヒーを飲みにオスロに行きましょう!服装・機構のチェックも忘れずに。北欧トラベルノルウェー観光情報はやっぱり便利!

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