2019.04.04

ノルウェーグルメ

愛すべきケッタイな国・ノルウェー  オスロ便り(24)/ノルウェー伝統のB級グルメ「ポルセ」

オスロのしぐりです。先日、ノルウェーの国鉄「NSB」が「Vy」に名前を変えるとのニュースがありました。長年赤の車体が目印だった電車も、おいおい緑の車体に「Vy」のロゴが入ったものへと移行していくそうです。
実際に運行され始めましたら、またここで写真入りで紹介したいと思っていますが、個人的な第一印象としては「なんでこの名前にした?」。「V」って、英語でも同じですけれど「ぶ」じゃ通じなくて、唇噛んで「ヴ」みたいな発音しないとだめなんですよね。その時点で面倒くさいなという気持ちが軽く沸き起こっているのですが、それに加えてノルウェー語の「y」って独特の発音をするんですよ。のどの奥で「ィ」みたいな音を出すんですが、普通に「ヴィ―」と言ってしまうと「私たち」の意味の「Vi」になってしまうんで、いろいろ嫌な妄想が浮かんでくるんですよね。「Vyが来ない」と電車の遅延連絡を入れたつもりが、「私たちは来ない」というドタキャン発言になってしまって相手が大激怒とか、厄介な状況ばかりが次々に思い浮かんできて、もう既に億劫という二文字が頭の中でちらついています。「エヌ・エス・べー」(NSB)って言いやすかったんですけどねー。まぁ私なんぞはこちらに住みついている以上、そのくらいさらっと発音しろよとバッサリ切り捨てられても黙るしかないのですが、英語のアナウンスとかどうなるんでしょうね。「ヴァ―イ」?
ちなみに、「Vy」は「View」とか「Overview」という意味で、フランス語の「voir」(見る)という単語から来てるそうです。車窓からの景色を楽しんでね、ってことなんでしょうね。

さて、今回はちょっと小腹がすいたときに手軽に楽しめるホットドック「ポルセ」(polse)のご紹介です。
早朝発の電車で移動というようなスケジュールで動いていて、ホテルの朝食では全然食欲なかったのに駅に着いた頃になって急にお腹が目覚めてきた、なんて経験ありませんか?そういう時にはパパっとポルセを買って腹ごしらえしてしまいましょう!
このポルセ、ノルウェーでは国民食といっても過言ではないくらい、子供から老人に至るまで幅広い年齢層に人気のあるB級グルメです。やれバーベキューだの憲法記念日だのと人が野外に集まる機会には、お決まりのように登場しますし、普段でもおやつのようにして食べ歩きをしている人の姿をしょっちゅう見かけます。

ノルウェー中いたるところのコンビニやガソリンスタンドで売られていますので、見つけるのに苦労しないはずですが、「ポルセブーア」(polsebua)と言うポルセ専門のスタンドも存在しています。
1900年代初頭にはすでに移動式のワゴンで販売されていたという記録が残されており、もはや伝統食の一つと言えるほどノルウェー人の食生活に根付いているポルセ。戦後の1950~1970年代に爆発的にヒットしてB級グルメの代表格になったそうです。

それでは実際に注文してみましょう!別にどこのコンビニでもいいのですが、日本でもおなじみのセブン・イレブン(ただし品ぞろえは全く違います)へ行ってみることにしました。…って、たまたまポルセ全品29クローネセールをやっていたからなんですがね…。普段はどのソーセージを選ぶかによってそれぞれ値段が異なりまして、おおむね一つ40クローネ前後です。焼いたソーセージよりもゆでたほうが好みであれば、「ウィンナー・ソーセージ」を選んでください。アルミ鍋の中から程よく暖められたソーセージをおでんのように取り出してくれます。

ソーセージの前で立っていると、店員さんの方から声をかけてくれることが多いのですが、こなければ自分からレジへ行き、「ポルセ」(もしくは「ホット・ドック」)と注文します。
注文が入ると店員さんはすぐにその場で作るべく、ソーセージのほうへ移動しますので、指をさすなり札に書かれているソーセージ名を読み上げるなりして、どのソーセージが希望なのかを伝えましょう。

この時もう一つ選ばなければならないのが、何に挟むか。
ポルセには2種類ありまして、我々がホットドックと聞いて連想するコッペパンに挟まれた形態のもののほかに、「ロンぺ」(lompe)というジャガイモのクレープでソーセージを包んだ独特な形態のものがあります。
「ブレッド」もしくは「ロンぺ」と自分の希望を伝えましょう。パンの方はソーセージを挟む直前に、鉄板で挟んで軽く焼いてくれます。

また、追加料金が数クローネかかってしまいますが、ポテトサラダや小エビのマヨネーズ和え、ピクルスやチーズ、生のオニオンを刻んだものなどをトッピングとして追加することもできます。

こんな感じで渡されますので、レジでお金を払ったら、ケチャップやマスタードで自分好みの味に仕上げます。

ロンぺ、ハンバーグ風ソーセージ、ピクルスのコンビネーション。

パンとベーコンソーセージの方には、「スプローステクトロック」(sprostektlok)というオニオンをカリカリに揚げたものを追加。このカリカリオニオンはトッピングの定番です。

ポルセはいたるところで売られていますので、滞在中一度は目にすることと思います。小腹が空いたときには是非一度お試しくださいね!

今回はB級グルメをご紹介しましたが、北欧トラベルのノルウェー観光情報では、定番の名物料理もご紹介してますよ!

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