2019.11.29

ノルウェーグルメ

愛すべきケッタイな国・ノルウェー  オスロ便り(31)/サーモン&エコなファーストフード@Pink Fish

お久しぶりです!オスロからしぐりです。つい先日、新国立美術館のオープンが2021年の春に延期になったとのニュースが飛び込んでまいりました。ご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、ムンクをはじめとする北欧美術の殿堂、国立美術館は、今現在のロケーションとは別の場所に新しい建物をたてているまっ最中でございまして、そこへの引っ越し準備のため既に今年の1月に閉館してしまっています。新館ができますと、北欧で一番大きい国立美術館になるとのことで、2020年秋のオープンが心待ちにされていたのですが、半年ほど予定が伸びてしまう見込みです。…ま、何となく予想はしてたんですけどね。自分が知る限り、ノルウェーの工事は大抵遅れます。人手不足のせいか作業効率のせいか知りませんが、大学や博物館の収蔵庫といったたぐいの公の機関の工事であったとしても、当初の完成予定日を超えて年単位で大幅に遅れることも珍しくありません。というわけで、来年オスロにいらっしゃる予定の方、国立美術館は2020年も閉館の一年となりますのでお気をつけくださいませ!

ところで、ここ数ヶ月前からノルウェーサーモンが日本で大きく宣伝されているようですね。宣伝でも謳われているように、ノルウェーの海はサーモンの養殖に理想的な環境であるため、身が引き締まって油ののった高品質のサーモンに成長するんです。広々したいけすでのびのび育っているのもあるんでしょうね。もともと生のサーモンを食べる習慣がなかった日本に、サーモンのお寿司やお刺身を提案したのもノルウェーです。

ノルウェーにいらしたら是非とも一度は本場のサーモンを現地で味わっていただきたいところ。レストランやカフェ定番のサーモン料理といえば、伝統的なサーモンソテーやスモークサーモンのサンドイッチなのですが、折角だからめいっぱい堪能して帰りたいなぁと思われてる方、ソテーとサンドイッチばっかりリピートってなわけにもいきませんよね。そんな時には、新感覚でサーモンを楽しんでいただけるファーストフード・レストラン「Pink Fish」はいかがでしょう。テイクアウトもできますので、「一人旅なのでレストランに入るのは敷居が高い」とか、「できるだけ観て回りたいからレストランに入る時間がもったいない」なんて方にもおすすめです。また、カジュアルな雰囲気のところなので、お子様連れでも気軽に入れちゃいます。

ちなみに店名のピンク・フィッシュはずばりサーモンのこと。日本ではオレンジと形容されるサーモンの身、こちらではピンクなんですね。ま、確かにサーモンピンクなんていう色もありますけど、ピンクの魚と聞くと熱帯魚のようなものを思い浮かべてしまうのは私だけでしょうか…。ともあれその名の通り、メニューはほぼサーモンを使った料理のみ、というユニークなファーストフード店です。(「今月のスープ」と「フィッシュ&チップス」の2品のみ別のお魚を使っています。サーモン苦手なお連れ様がいた場合用なんですかね?)

2018年にはヘルシーなファーストフード店の全国3位に選ばれています。サーモンって、タンパク質豊富ですしね。身のオレンジ色(ピンク色?)には抗酸化作用があって、アンチエイジングにもいいって聞きますし…。
またこのレストラン、ノルウェー自慢のサーモンの魅力を発見してもらおうというだけでなく、「サスティナブルで環境に優しい」ということもコンセプトの一つ。サーモンを中心に据えたのも、養殖サーモン自体が「サスティナブル」な食材だからだとのこと。サーモンは、飼料のエネルギーの24%とタンパク質の27%が食用部分に移動するそうで、牛や豚などの畜産と比べると、サーモンの養殖は最も資源効率の高い食肉生産といえるのだそう。牛のようにメタンガスも出しませんしね…。

メニューは、バーガー、ポケ(どんぶり)、スープ、サラダ、ラップの5つ。それぞれ「アメリカ風」「ヨーロッパ風」「アジア風」の3種類のバリエーションがあります。ファーストフードとはいえ、すべて注文を受けてから作るオーダーメイド。これも食品廃棄物の量を減らすためという環境への配慮からきています。

プラスチック製品の使用も最小限にとどめられていて、環境に害のない使い捨て食器とカトラリーが使われています。ちなみにこちらは「スープ」の「ヨーロッパ風」。サーモンのエキスがしっかり染み出ていて、ノルウェー料理定番のフィッシュスープの味でした。

「100% Compostable」、堆肥にできる素材ですと書かれています。つまり万が一ポイ捨てされも自然と土に還っていってくれます。しちゃだめですけど。

店で一番人気という「ポケ(どんぶり)」の「アジア風」。ごはんの上にゆず風味の醤油で味付けされたサーモンがのっています。多量の枝豆、キュウリ、ガリ、わかめという取り合わせは、ノルウェー人がイメージする和食なんですかね。

個人的に一番美味しく感じた「バーガー」の「ヨーロッパ風」。サーモンのパテは肉厚でジューシー、厚切りトマトも惜しみなく入ってて、ソースやバンズとのバランスも◎でした。

違うメニューを食べ比べて、自分好みのサーモン料理を見つけるも良し、使用済みのCompostableなカラトリーを持って帰ってどんな風に土に還るのかお子さんと観察するも良し(蟻の巣作り観察的な入れ物に入れといたら観察できませんかね?個人的にどのくらいの期間で土に還るのか気になっています。)、サーモンとエコの本場ノルウェーで、どちらも一度に体験しちゃいましょう!

店舗情報
【Pink Fish – Grensen 17】
住所:Grensen 17, 0159 Oslo, Norway
営業時間:月~金10:00am – 21:00pm、土10:00am – 18:00pm、日曜定休
電話:+47 458 55 027
ホームページ:pinkfish.no

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