2020.04.30

リトアニアその他

リトアニアの名前、どこからきたのかな?

こんにちは、ヴィリニュスのクティスです。コロナウィルスで世界中が大変なことになっていますね。日本でもやっと非常事態宣言が発令されましたが、リトアニアでは検疫が2週間ごとに更新されている状態で、依然として自宅待機が続いています。数週間前にはマスク着用の義務等の規制が設けられ、守らない場合は罰金もあります。あいかわらず、仕事はリモートで、学校もまだ再開されず、オンラインでの授業が1か月以上も続いています。ずっと家の中に閉じこもっているので、子供も大人も運動不足になってしまいます。ここ数日は天気も良く、暖かくなってきたので、早くまた元の生活に戻れるようになれるとよいでですね。

さて、外にも出られませんので、今回はリトアニアの名前の習慣について少し紹介したいと思います。まず、名前なんですが、通常、多くの欧米の国々では言語による発音の違いはあれど、キリスト教や聖書や聖人の日に基づいた名前が付けられることが多いかと思います。例えば、マティアス(マタイ)やマイケル(ミカエル)、ピーター(ペトロ)、ポール(パウロ)、ジョン(ヨハネ)、キャサリン(カタリナ)などです。もちろんリトアニアでも聖書や聖人からとった名前も少なくありませんが、発音が変わってきます。例えば上記の名前は、順にマータス、ミカス、ペトラス、パウリュウス、ヨーナス、カタリナとなります。それ以上にリトアニア独特の名前が多く存在し、今日も子供に名付けられています。その多くはリトアニアの大公や英雄の名前であったり、昔の自然崇拝の時代からの名前であったりします。例えば、リトアニアを建国したとされている大公のミンダウガスの名は、非常に多くのリトアニア男性に名付けられています。学校では必ずクラスに一人や二人はミンダウガス君がいますし、職場においても数名のミンダウガスさんがいることがあります。ほかには、ヴィータウタスやゲディミナスといったリトアニア大公からとった名前が有名です。女性ではリトアニアの自然にちなんだ名前が多いようです。例えば、リナ(麻)、ラサ(朝露)、サウレ(太陽)など。ですが、最近(十年ほど)はこう言った伝統的な名前が敬遠されているのか、古臭いと考えられているのか、伝統的でもなく、聖書にも関係ない名前もつけられるようになってきました。名前もだんだんとグローバル化してきたということでしょうか。 続いて、名字ですが、一般的にはリトアニアの名字は長いものが多いようです。リトアニア語由来のものだけでなく、スラブ語由来の名字も結構多いのが特徴で、ユダヤ系の名残のある名字も存在します。ちなみにリトアニア語はスラブ語ではなく、バルト語に属します。また、リトアニアの名字の特徴は男性と女性では語尾が異なるということです。男性の場合は大人も子供も同じなのですが、女性の場合は、さらに未婚者と既婚者では名字の語尾が違ってきます。例えば、2018年の統計で、リトアニアで一番多い名字はKazlauskas(カズラウスカス)でした。ちなみにこの名字の由来はポーランド/ベラルーシだそうです。男性の場合は、そのままKazlauskas (カズラウスカス)となりますが、女性の場合、既婚者Kazlauskiene(カズラウスキエネ)、未婚者の場合はKazlauskaite (カズラウスカイテ)となります。2番目に多い名字はStankevicius (スタンケヴィチュウスで、これもおそらくスラブ語由来で、男性はそのままStankevicius(スタンケヴィチュウス)になります。女性は既婚者ではStankeviciene(スタンケヴィチエネ)となり、未婚者ではStankeviciute(スタンケヴィチュウテ)となります。ただ、最近は結婚しても名字を変えない女性や、以前の名字を残して、名字を二つ持っている女性も増えてきました。名字も時代や女性の社会進出とともに変わってきたのかもしれませんね。

まだまだ知らないことがいっぱいのリトアニア、北欧トラベルのリトアニア観光情報で次に安心して旅に出かける時までリトアニアに思いを馳せましょう。

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