2020.07.23

デンマークスポット

コペンハーゲン北方面からとことこ、当て無きお散歩の巻♪

Hej みなさまこんにちは、コペンハーゲンのノリエルです。

7月に入ってからのデンマークは、夏はもう終わっちゃった?、というお天気続きでめっきり涼しくなりました(涙)。

まるで初秋のような気温にいまひとつ気持ちは盛り上がりませんが、それでも休暇シーズンには変わりなくホリデーに出かけている人達も多いようで、自宅の周りも人声少なく何となく静かな気がします。

夏休みが始まる前に多くの欧州国間で国境を開けましたので太陽を求めて南欧までひとっ飛びという旅行者もいますが、今年はやはり国外は控えてデンマーク内で遊ぼう!という傾向も強いようです。

国境閉鎖を解除後はデンマークへいらっしゃる旅行者もじわじわ増えつつあるとは言え、例年のピークシーズンとは比べものにならないほどで、いつもの夏なら市内の中心部に出かけた場合、人混みのためまっすぐ歩けずイライラすることもありますが、今年はスイスイ。今のところは意識せずとも3密を避けることができる状況です。

さて今回は「空いてるうちに街散策」をテーマに、コペンハーゲン市内でも日頃あまり行かないエリアを歩いてみました。

出発地点はKøbenhavn NV(コペンハーゲン北西)エリアにあるGrundtvigs Kirke(グルントヴィークス教会)です。

中心部から少し外れた立地に建つこの教会を訪れるのは信者さんやツーリストだけでなく、建築関連の視察でいらっしゃる方達も多いようで、それもそのはず、教会を設計したのがデンマークを代表する建築家でありデザイナーのJensen・Klintと聞けば合点です。

教会内部に入る前にまず少し離れたところから周辺の建物も合わせて見てみました。わあー、なんとまあ、教会を中心にしてキッチリ綺麗に左右対称。

教会を正面から見た外観はパイプオルガンがモチーフだそうで、そう思って眺めれば確かにです。

建築様式など専門的な詳細はここでは触れませんが、素人視線の感想を言うとしたら、このGrundtvigs Kirkeは教会と聞いて頭に浮かぶイメージからかけ離れた斬新なデザインで、ひたすら美しい。

いつまでも見続けたくなるような教会でした。

開館時間内でしたら内部見学は無料ですが、教会の行事や冠婚葬祭などで使用中は見学不可です。

教会を後にして向かったのは通りの反対側にあるまるで公園のようなBispebjerg Kirkegård(墓地)です。

ここは墓地内にある桜の小道が有名で、満開の季節になるとたくさんの見物客でにぎわいます。

下の写真は満開の頃に写したものです。

墓地を出てからは遠く彼方のコペンハーゲン中心部を目指して歩きだしました...と言っても実はまるで知らないエリア。現代はGPSという便利なものもあるので未知の場所もへっちゃらですが、それじゃあつまらない。気の赴くままトコトコ、正しい方向を歩いているのか、途中何があるのか、はたまた何もないのかwho knows?な状況はプチ探検のようで楽しいものです。

歩き始めて間もなく目に飛び込んできたのはド派手な壁画、ストリートアートです。それにしてもデンマークでなぜシャーロック・ホームズ?壁画の向かい側を見るとIrmaスーパーが入っている建物の壁は一階部分だけですがレンガじゃなくて珍しい青いタイル張り。

その辺りは極普通のアパートが並ぶ静かな住宅街なのですが、そこへ次々と現れるストリートアート。中にはアーティストの名前入りのものもあり、そうなると俄然、ストリートアートを探せ!、状態におちいり右往左往。

そろそろ一休みしようかと思ったグッドタイミングでKaffeの文字が目に入り、迷わずコーヒータイム。とても美味しいコーヒーに気をとられ不覚にも写真を撮り忘れてしまったのですが、後で調べたらコペンハーゲン観光局がbest coffee bar in Copenhagenの中で紹介しているKaffedepartmentetでした。

コーヒーショップの近くにある図書館の壁にもまたまたストリートアートが出現。今回のぶらぶら歩きはストリートアート発見の旅の様相です。

しばらく道なりに歩いていたら、遠方にニョキっと見える不思議な塔。もしかしてあれは...と行ってみたら、やはりそうでした。

Iman Ali Mosque(イマン・アリ・モスク)。

コペンハーゲン北西部から北部エリアにかけてはイスラム圏から来た人達がたくさん住んでいることもあり、デンマークにいながら「ここはどこ?」な場所。アラブレストランからイスラム食材店など充実しております。

そろそろお腹が空いてきたので昼食をとることにしました。当方アラブフードも大好きですが同行者の希望でバスに乗ってNørreport駅までいっきに移動しTorvehallerne(屋内マーケット)へ。

さすがにここまで来ると多少人出は多くなりますが、まだソーシャルディスタンスは余裕で確保できました。

コロナの脅威で世界中が不安に包まれている現在、デンマークはかなり恵まれた状況にいると思います。もともと人口も多くなく、政府の迅速な対策も功を奏したお陰で、まだマスクをつけることなくごく普通の日々過ごせております。

マーケットのデリでランチをしている間も、お店の人(マスクなし)はお客さんと会話しながらカウンターの中で調理していましたし、どのショップを見てもコロナ前と比べ大きく変わった様子はありません。あ、少しだけ違うのは消毒ボトルが置いてあることとベンチやテーブルに利用可能最大人数が表示されていることかな。

食後はマーケットから徒歩ですぐのSMK(Statens Museum for Kunst /国立美術館)に移動しました。

美術館の斜向かいにはお庭も美しいRosenborg(ローゼンボー)がありそこへは度々訪れてはおりますが、美術館へ最後に行ったのはいつだったかな~?と思い出せないくらいご無沙汰でした。

中に入りまずはチケット売り場に。入館料は大人120クローネですが、6月27日から8月9日の期間はうれしいことに半額の60クローネで利用できます。

これはデンマーク政府の経済対策の一つで、コロナ感染予防で休館や国境閉鎖をした結果収入が激減した多くの美術館やお城などの入館料を50%オフにし、みんなどんどん利用してね、という取り組みだそうです。

所蔵作品数約260,000点というSMKには19世紀に建てられたレンガの旧館と1998年に拡張工事が終わった白いモダンな新館があり、双方は橋でつながっています。

新館には現代アートが展示され、旧館ではデンマークのみならずヨーロッパ各国の中世の巨匠の作品から聞き覚えのある作家の近代美術まで観ることができます。

チケット購入後初めに新館へ向かいました。

旧館と新館の間の吹き抜けエリアからトントンと階段を降りると大きなガラスの向こうに緑豊かなØstre Anlæg公園が広がります。新館の現代アートは想像力を駆使して作家の意図を読むべく頑張りましたが...やはり難しい。

旧館で楽しみにしていたのがデンマーク人画家Vilhelm Hammershøi(ヴィルヘルム・ハマスホイ)の作品です。

この春東京と山口県で「ハマスホイとデンマーク絵画」という展示会が開催されたのでご覧になった方もいると思いますが、当方長年デンマークに住んでいながら実は初ハマスホイでした。

どの作品も白黒グレイを中心としたとても落ち着いた色使いで、絵から漂う静寂に包まれたオーラにぐぐーっと引き込まれてしまいました。

全ての作品を見終わった後はミュージアムショップを覗き、お散歩終了。

トータル16000歩の一日でした。

安心・安全な海外旅行ができるようになったら、やっぱり行きたい、北欧ですね。 ひとまず北欧トラベルの北欧現地ブログデンマーク観光情報で旅気分を盛り上げましょう。

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