2020.12.05

スウェーデンスポット

時代とともに移り変わる交通の要所「スルッセン」 新しい橋が開通!

みなさまこんにちは。ストックホルムのモモです。今年の秋は比較的穏やかで、まだまだ冬が来る感じはしませんが、もう早いもので11月。サマータイムが冬時間に変わり、ハロウィンも終わり、街はクリスマスに向けて一直線!な雰囲気です。

さて、先日ストックホルムの中心地で交通の大きな変化がありました。今回はその大きな変化“Guldbron“をご紹介いたします。

ストックホルムの中心地には、旧市街のガムラスタンがあります。ガムラスタンは36ヘクタールほど(東京ドーム7.5個分くらい?)の小さな島です。そしてガムラスタンの南にはセーデルマルムという、これまた島があります。そのガムラスタンとセーデルマルムをつなぐ場所は、スルッセンと呼ばれ、東と西、北と南をつなぐ、交通の要所として時代とともに発展してきました。スルッセン(Slussen)は、「水門」という意味で、ガムラスタンの西側のメーラレン湖と、東側のバルト海につながる海域を結ぶ水門があり、船が行き交う場所として利用されてきました。そして車社会の発展のより、ガムラスタンとセーデルマルム以南をつなぐ地下鉄やバスなどが通り、現在でも多くの人が利用する場所です。

(Stockholms stadsmuseum所蔵)

1600年代のストックホルム。中心に見えるのが現在の旧市街・ガムラスタン。左側がセーデルマルム、そしてその間をつなぐ橋が現在のスルッセン

1930年代に作られたクローバーの葉のような形をしたスルッセンの道路は、老朽化や、メーラレン湖の水位上昇に伴う洪水の危険性が指摘されており、長い間改装案が練られてきました。 そして2016年にとうとうスルッセンの改装工事が始まりました。なにしろ、基礎から建て直し、以前とは全く違う形になるという大規模な工事ですので、最終的な完成予定は2025年。工事が始まるとあらゆる場所が通行止めになり、歩道も車道も日々変化してきました。

(Stockholms stadsmuseum所蔵)

1935年に完成したスルッセンの道路。右奥に広がるのが旧市街ガムラスタン。

(Spårvägsmuseet所蔵)

工事前のスルッセン(中心奥)。左側が旧市街・ガムラスタン。右側はセーデルマルム。

工事が始まったばかりのスルッセン。2016年10月

さて、2016年の着工から4年経った今年の10月25日に新しいスルッセンの中心部分となる”Guldbron”、(ゴールデン・ブリッジ)が開通したのです。

このゴールデン・ブリッジは橋の全てが中国で作られ、完成した橋を丸ごと船に乗せて中国を出発、スエズ運河を渡り、地中海を越えて今年の3月はるばるストックホルムまでやってきた橋です。この到着の様子も、テレビなどで中継されていたのですが、巨大な橋がゆったりとストックホルムの街の中に入ってくる様子は圧巻でした。

新しい橋はこんな感じです。大きすぎて全部映らず、全体像が全く伝わりませんね、ごめんなさい(笑)。ゴールデン・ブリッジと呼ばれる所以の、橋の欄干と下部分は金色で、ガムラスタンの街並みと合うように、こんな色になったんだとか。

この日は開通日ということもあり、簡単なセレモニーもあったようです。あいにくの天気ではありますが、橋を行く人々は昔のスルッセンの様子を語り合ったりして、思い出に浸っている様子。ストックホルムに住んでいれば誰もが通る所なので、みんなの思い出もたくさん詰まった場所です。

(セーデルマルムから見たゴールデン・ブリッジ。右奥が旧市街・ガムラスタン。)

完全に出来上がるまでの道のりはまだまだ長いですが、新しく生まれ変わるスルッセンの完成が楽しみです。以前ストックホルムにいらしたことがある方は、その変わりようにびっくりするかも!興味がある方は、ストックホルム市のスルッセン完成図ものぞいてみてくださいね。

ストックホルム市のホームページ(スウェーデン語)

コロナ下でも街は刻々と変化しているのですね。新しいストックホルムを訪ねる時が来るまでは北欧現地ブログで情報収集をしておきましょう!

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