プリヴェット! モスクワのあーしゃです。
ロシアの首都モスクワはすっかり雪景色、冬が到来しました。
毎日マイナス気温ですが、ロシア人達はそんな寒さはへっちゃら、家に引きこもることもなく、普通に過ごしています。
日本とは異なり、ロシアは集中暖房のおかげで家の中のどこにいても暖かいので冬はモスクワの方が過ごしやすいなと思います。
ロシアの集中暖房は、家の中にはりめぐらされたパイプに熱湯を通して温める暖房システム。
モスクワは地区ごとにお湯を作る工場があり、そこから各建物へ熱湯を供給しています。
こんなパイプが各部屋にあるんです。一番寒い時期には触れないほど熱いお湯が流れています。

この暖房のおかげで家の中はいつでもぽかぽか、半そでで過ごすことができるくらいです。
寒い冬にロシア人達は家で何をしているかというと、今の時期はもっぱら家の中の飾りつけ。 クリスマスツリーを飾ったり、家の中は新年ムードで一杯になります。
私のロシア人の友達の家もすっかりクリスマス。

自己隔離中もそうだったのですが、家で過ごすときは、もっぱら家の修理をしたり、夜は家族で映画をみたりするのが一般的ですが、寒い冬に慣れているロシア人達は、昼間は冬でも外で過ごすことが多いです。 大きな公園で雪の中をクロスカントリーをしたり、街のあちこちにできるスケート場でスケートをしたり、結構アクティブです。 そして、冬の夜のお楽しみは劇場やコンサートホール通い。 特にボリショイ劇場のバレエ公演「くるみ割り人形」は年末年始の人気の演目。 ボリショイ劇場以外にも街のあちこちで子供向けの年末年始用のパフォーマンスが行われ、子供には楽しい季節です。
ヨーロッパでは、COVID-19の影響で、ほぼすべての劇場が閉まってしまいましたが、モスクワではまだ完全に閉めず、公演を続けています。
COVID-19の第2波による感染拡大により、モスクワの全ての劇場・コンサートホールはソーシャルディスタンスを確保するために1月16日まで総客席数の25%のみチケット販売と発表がありました。 ヨーロッパ同様閉鎖かなと、ちょっと心配だったのですが、閉まらなくてよかった。
赤の広場の近くのニコーリスカヤ通りのイルミネーションが今とてもきれいです。

ちなみに、サンクトペテルブルグ市政府は12月30日から1月3日まで間、飲食店の営業を禁止すると発表しました。(宅配、テイクアウト、駅、空港、ガソリンスタンド内の店舗は除く)
年末年始にサンクトペテルブルグに行かれる方はお気を付け下さい。