2021.04.26

スウェーデングルメ

スウェーデンの行事に欠かせない! ニシンの酢漬け

みなさまこんにちは。ストックホルムのモモです。ようやくストックホルムにも春がきたようです。 4月に入ってからも少し暖かくなっては雪が降ったり、氷点下になったりと、今年は冬の寒さが長く続いていたので、春の兆しがひときわ嬉しいこの頃です。

さて先日はイースターの休日でお休みでした。イースターのお祝いは、家族や親戚で集まって食事をするのが一般的です。そんな時に欠かせない一品を今回はご紹介したいと思います。

その一品とは、「ニシンの酢漬け」です。イースターにも欠かせませんが、ミッドサマー(夏至のお祝い)にも、クリスマスのお祝いにも欠かせないニシンの酢漬け。スウェーデンのスーパーには必ず瓶詰めになったものが売られています。

ニシンの酢漬けがずらりとならぶコーナー。お魚売り場の冷蔵庫の中にありますよー。スウェーデンで有名なたらこマヨネーズペーストもすぐそばに。酢漬けとは言っても、マリネ液の味つけはいろいろ。一番クラシックなものは、inlagd sill(インラグド・シル)というものです(意味はそのまま、ニシンの酢漬けです)。脂がたっぷりのったニシンがニンジンや玉ねぎなどと一緒に酢漬けになったもの。fransk löksill(フランスク・レークシル=フランス風・玉ねぎニシン)も定番のひとつ。こちらは、赤ワインビネガーに漬け込んであります。酸っぱいのや、お魚はちょっと苦手…という人は、senaps sill(セーナップス・シル=マスタード・ニシン)がおすすめ!!甘めのマスタードのマリネに浸かったニシンで、子どもにも大人にも大人気なので、ぜひこちらからスタートしてみてください。

祝日の食事に大人数で食べることが多いので、(ホテルなどのブッフェでもよく出ます)いろんな種類を並べて、少しずつ食べるのが楽しいです。最近は、ショウガ風味や、トマトソース漬けなど、新しい味もどんどんでてきているようです。

さぁ、このニシンの酢漬け、どうやって食べるかというと…。もちろん、酢漬けになっていて味が付いているので、そのまま食べていただけるんですが、ニシンの酢漬けを食べる時に必ずついてくるものがあるのです。

それがサワークリーム。gräddfil(グレッドフィール)といいます。乳製品売り場にヨーグルトや生クリームと並んで、こちらも必ずスーパーに置いてあります。これをニシンの上にたっぷり乗せて、チャイブをぱらりとかけて、それからパクリといきましょう! チャイブはアサツキの仲間の、細いネギのようなハーブです。サワークリームが、酢漬けの酸っぱさや、魚独特のくせをまろやかにしてくれます。茹でたジャガイモと一緒に食べることが多いですが、ライ麦の堅焼きパンの上に乗せたり、ゆで卵に乗せたりしてもおいしいですよ!オードブルにも、お酒のお供にもぴったりです。そうそう、ニシンの酢漬けに合うお酒、スナップスをお忘れなく! 40%近いアルコール度数がある蒸留酒ですが、こちらもスウェーデンのお祝い事に欠かせないもの。ニシンの酢漬けと一緒に飲むと最高ですよ〜。

市販の瓶詰めニシンの酢漬けを買う人は多いですが、作り方もそんなに難しくありませんので、自宅で自家製ニシンの酢漬けを作る人も!玉ねぎの量や、甘さ、酸っぱさなどを自分好みに調整して、長い年月をかけてその家庭ごとの味を作り出す楽しみもありますね。 スウェーデンの祝日には欠かせないニシンの酢漬け、ぜひ試してみてください。

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