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オーロラの撮影方法

天空のドラマ 光のファンタジー
オーロラ特集

オーロラを撮影するのはとても難しいことのように思われますが、撮影のポイントをきちんとおさえておけば、最近のデジタルカメラやスマートフォンの性能がかなり上がっていますので、初めてであってもそう難しいことではありません。オーロラの神秘的な美しさの体験を、感動とともに、思い出の写真として残しておきましょう。

オーロラ撮影のポイント

ほんの20年ほど前はまだフィルムカメラがほとんどで、オーロラを撮影することはそれなりに経験のいる作業でした。日本に帰って現像に出してからでしか、写っているのかいないのかがわかりませんでしたし、極低温でのフィルムの扱いにはかなり神経を遣いました。現場でフィルム交換するのさえ一苦労でした。

今やカメラといえばデジタルがほとんどで、その性能は日進月歩の勢いで向上しています。そのお陰で難しかったオーロラ撮影もずいぶんと楽になりました。最低限のカメラの設定や使い方などのポイントをマスターして、ぜひ神秘的なオーロラを撮影してみましょう!

使用するカメラ

コンパクトデジタルカメラからミラーレス一眼カメラ、そしてデジタル一眼レフカメラまで多種多様な機種が販売されています。そのどのカメラでも設定さえしっかりすればオーロラを撮影することは可能です。最新のスマートフォンにも明るいレンズが搭載されているものがあり、オーロラ撮影が可能になってきています。

では何が違うのか?それは搭載されているセンサー(撮像素子)のサイズが違い、光を取り込む能力が違っています。どのカメラでも写るには写りますが、またはスマホなど小さなモニターではきれいに見えますが、少し大きく引き伸ばすとノイズなどその差は歴然です。一般的にはセンサーサイズが大きいほど高感度時のノイズが小さく、きれいに写ります。センサーサイズの大きさとしては、フルサイズ→APS-Cサイズ(ハーフサイズ)→マイクロフォーサーズ→コンパクトデジカメ→スマートフォンの順でセンサーサイズが小さくなっていき、ノイズが出やすくなります。

せっかく海外まで行って貴重なオーロラを撮影するチャンスがあるなら、できれば機材にもそれなりに気を遣いたいところです。

使用するレンズ

オーロラは全天に広がる壮大な現象ですので、できるだけ広い範囲をカバーできる広角レンズがお勧めです。たとえばニコンにはフルサイズ換算で14mm、20mmなどの単焦点レンズや14-24mm、16-35mm、18-35mmなど広角ズームレンズがありますし、そのほかレンズ専業メーカーにも色々なレンズがありますから、予算と用途で決めたいところです。もちろんそこまで本格的にはという方には、24-70mm、24-120mmなどの標準ズームレンズの広角側を使うのも良いでしょう。

レンズの特性としては開放F値(絞り)ができるだけ明るいもの(数値が小さいもの)が理想ですが、単焦点レンズでF1.4~2.8、ズームレンズではF2.8~4程度が一般的です。

カメラ・レンズの設定

最近のカメラはとても優秀で、カメラ任せのオートプログラムで撮影していればほとんど失敗がなく、撮影ができます。しかし、星やオーロラ、花火など夜の被写体ではまだまだISO感度、絞り、シャッタースピードなどを自分で設定するマニュアル撮影が必要になります。オーロラはその出方によって明るさが何倍も違いますから、実際の撮影では露出(写真の明るさ)の条件を変えながら撮影します。

ただし、レンズの絞りは最も光を取り込める開放絞り付近を使用するので、変更パラメーターとしてはISO感度とシャッタースピードということになります。シャッタースピードはオーロラの動きに対して影響しますし、ISO感度はノイズに影響しますので、この辺りのバランスを考えながら設定します。

デジタルカメラはフィルムカメラと違って撮影直後に背面の液晶モニターで画像を確認できますから、とりあえず撮影してみて、ある程度、トライ&エラーで適正露出に追い込んでいくとよいでしょう。またフィルムと違ってその場で完全な露出を求めなくてもある程度追い込んでおけば、撮影後、パソコンでのレタッチで補正することが可能ですので、少し暗いからと言って、データを消去しないようにしましょう。

参考までに以下はどれも同じ露出(明るさ)になります。ちなみに私は動きが早いオーロラには高感度にして短いシャッター時間で、逆に動きが少ないオーロラには感度を下げて、シャッター時間を長めにするようにしています。それでもシャッタースピードは数秒から数十秒単位になるので、撮影には三脚が必須になります。また防振機能はオフにします。

  • 絞りF2.8、ISO感度1600、シャッタースピード20秒
  • 絞りF2.8、ISO感度3200、シャッタースピード10秒
  • 絞りF2.8、ISO感度6400、シャッタースピード5秒
  • 絞りF4、ISO感度3200、シャッタースピード20秒
  • 絞りF4、ISO感度6400、シャッタースピード10秒
  • 絞りF4、ISO感度12800、シャッタースピード5秒

また同じ絞り値、ISO感度であれば、シャッタースピードの長さで露出(写真の明るさ)は2倍になったり、半分になったりします。また同じ絞り値で同じシャッタースピードなら、ISO感度が2倍になれば露出も2倍、ISO感度が半分になれば露出も半分になります。

ピント合わせ

オーロラの撮影で1番難しいのがピント合わせです。通常はAF(オートフォーカス)に頼っていますが、オーロラはAFが決まらないことが多く、手動でピント合わせをする必要があります。しかし手動でピント合わせしたことがない人がほとんどですので、ちょっとした慣れが必要になります。撮影直後、カメラの液晶モニターではきれいに見えていても、パソコンにアップしてみるとピントが甘く、星が大きくボケて写ってしまっているなんてことになるので要注意です。

一番確実なのは、夕方まだ明るい時間にオーロラ撮影に使用するレンズの焦点距離(単焦点レンズはそのまま)でAFを使って無限遠相当位置(遠くの山や雲など)にピントを合わせ、レンズ側またはボディ側どちらかでAFをMF(マニュアルフォーカス)に切り替え、ピントリングが勝手に動いてしまわないようにマスキングテープ(ベタベタしないテープ)などで止めてしまう方法です。ズームレンズなら一緒にズーム部分もテープで止めてしまえば完璧です。

ただし、万が一撮影中にピントリングを動かしてしまった場合にはライブビューモードにして1等星級の明るい星を拡大し、ピントリングを手動で回してピント合わせをする方法をマスターしておけば完璧でしょう。

レンズの曇り防止について

寒い場所や湿度の高い池・湿原などで撮影しているとレンズの表面に夜露が付いて曇ってしまうことが多々あります。レンズが曇ってしまうと明るい星しか写らなかったり、コントラストの低い眠たい写真になってしまいます。撮影のタイミングで気づいたらティッシュなどで拭き取るようにしますが、なかなか拭き取れない場合は強制的にカイロを近づけて乾かしたり、市販のレンズヒーターやカイロをレンズに巻きつけて、暖めて曇らないようにする方法があります。ただし、使い捨てカイロはレンズに取り付けるとすぐに冷えてしまうので利用できません。

寒冷地でのバッテリーについて

カメラはバッテリーが無くなるとただの重しになってしまいます。まずはしっかり予備を持つことですが、寒冷地ではバッテリーの消耗が激しいので少し多めに持参するようにしましょう。また予備のバッテリーは体に近い内ポケットに入れ、さらにカイロを入れて温めておくと良いでしょう。

結露について

寒い場所から暖房のきいたホテルや車にカメラを持ち込むと温度差によりカメラが結露してビショビショになったりします。最悪、レンズ内の中心部が曇ってしまい、表面から拭いただけでは取れなくなることも。そのまま室温に慣れれば解消していきますが、すぐに撮影したい場合などとても困ったことになります。まずはカメラやレンズに付いた霜をタオル等でしっかり拭き落したらレンズにキャップをし、ジップロックなどのビニール袋に入れて蓋をします。それをセーターや乾いたタオルなどにくるんでカメラザックやバックに入れて部屋へ持ち込むようにします。部屋では暖房器具のすぐ脇とかには置かないようにしてしだいに室温に慣らしていきます。すぐに撮影したい場合もこのまま外へ持ち出せば大丈夫です。

三脚は寒冷地では霜が付きやすいので、脚をしまうときにタオル等で拭き取るようにします。関節部に付いた雪もできるだけ落とすように。部屋へ持ち込むと融けてすぐに水になり、その状態で再び撮影しようと外へ出したとたんに凍りついて足が伸びなくなったり、逆にしまえなくなったりします。部屋で乾かす時は脚を延ばしておくと良いでしょう。

監修を行ったプロカメラマン

撮影:菊池哲男

菊池哲男(きくちてつお)

山岳写真家。1961年東京生まれ。立教大学理学部物理学科卒。山岳・写真雑誌での執筆や写真教室・撮影ツアーの講師、アウトドアメーカーのアドバイザーとして活躍。オーロラ撮影も北欧・北米各地で行っている。主な写真集に『白馬 SHIROUMA』『白馬岳 自然の息吹き』『アルプス星夜』(共に山と溪谷社)、『山の星月夜 -眠らない日本アルプス-』(小学館)など。長野県白馬村に作品を常設展示する菊池哲男山岳フォトアートギャラリーがある。東京都写 真美術館収蔵作家、日本写真家協会(JPS)会員、日本写真協会(PSJ)会員。
ホームページ:http://www.t-kikuchi.com/

菊池哲男(きくちてつお)

よくあるご質問・注意事項

Q.オーロラを撮影するのに三脚は必要ですか?

オーロラの写真を撮るときはシャッター時間が長くなりがちです。手振れを防ぐためにカメラを固定して向きを調整できる三脚は、背が低いものでもよいので、あった方がよりよい写真を撮ることができるでしょう。冬季の雪の上では、がっしりしたものの方が安定します。

Q.スマートフォンのカメラでもオーロラは撮れる?

はい、最近のスマートフォンのカメラはとても進化しているので、比較的のスマートフォンでしたらオーロラを写すことは可能です。弊社の現地滞在スタッフも毎年スマートフォンでオーロラを写しています。

ただし、お使いのカメラアプリでシャッタースピードを長めに調整したりできるか、三脚などを使ってうまく空の方向に固定する工夫、低温時のバッテリ対策など、いくつか考慮しなくてはならない点もあります。現地に行かれる前に、光が少ない夜景や夜空を映して練習していくのもよいでしょう。
iPhone付属のイヤホンは、撮影時のブレ防止対策で、簡易レリーズとして使うこともできます。また、タッチ対応の手袋は必須ですね。

Q.寒い場所でバッテリは大丈夫?

北欧は一般的にアラスカやカナダほど気温は低くありませんが、冬季は0℃を下回りますので、デジタルカメラやスマートフォンのバッテリには「十分な」寒さ対策が必要です。オーロラが出るまで野外で待機しているような時は、服の内ポケットの出来るだけ人肌の暖かい場所にしまっておくのがよいでしょう。バッテリだけ取り外しができるデジカメは待機中は取り外しておくのも手です。寒い野外ではバッテリの性能が驚くほど低下するので(バッテリは暖めなおすと幾分かは回復します。)、予備バッテリや、スマートフォンであればモバイルバッテリのご用意も忘れずに。
また、野外から暖かい屋内にカメラをそのまま持って入ると瞬時に本体やレンズが結露しますので、ジッブロックにカメラを入れ、屋内の温度にカメラがなじむまで待ってから取り出す必要があります。

おすすめツアー

初めての北欧ノルウェー旅行なら、フッティルーテン北行きルート6泊7日のクルーズを楽しむオーロラツアーがお勧めです。

所要時間:8泊10日

催行日
2018年10月~2019年3月の特定日

料金(お1人様)
¥

詳細・お申し込み

催行期間:2018-10-01〜2019-03-31

フィンランドの人気オーロラツアー、カクシラウッタネンのガラスイグルー宿泊確約。寝ながらにしてオーロラを観測するチャンスです。

所要時間:3泊4日

催行日
12月~4月の特定日

料金(お1人様)
¥

詳細・お申し込み

催行期間:2018-12-04〜2019-03-31

あこがれのスウェーデンのアイスホテルに泊まるツアー

所要時間:3泊4日

催行日
毎日

料金(お1人様)
¥

詳細・お申し込み

催行期間:2018-12-15〜2019-03-28

アイスランドでオーロラを観賞するのに最適なツアー。アイスランドの景色を一望できるイオンラグジュアリーアドベンチャーホテルに滞在。

所要時間:4泊5日

催行日
10月1日~12月15日、1月5日~4月15日の毎日

料金(お1人様)
¥

詳細・お申し込み

催行期間:2018-10-01〜2019-04-15

おすすめホテル

サーリセルカ ホリデイクラブ サーリセルカのホテル情報

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宿泊金額
1泊平均:¥15,900

ヨーロッパでも最も北にあるこのスパホテルには、スパ施設はもちろん屋内プール、また敷地内にAngry Birdsアクティビティパークがあり、大人の方もお子様も滞在をお楽しみいただけます(有料)。バス停もホテルの目の前にあるので、他都市からのアクセスも楽々。アパートメントタイプのお部屋もあるので、ご家族でのご利用や長期滞在にも適したホテルです。

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1泊平均:¥12,200

ロヴァニエミ市内では一番のホテル。全室バスタブ付なのはこのホテルだけです。街の中心・サンポショッピングセンターの向かいにあり、ロケーションは抜群。オーロラシーズンは特に人気が高く混み合うのでお早目の予約が望ましいです。


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トロムソ市内中心地にあるホテルです。主な観光箇所まで徒歩圏内、フッティルーテンのターミナルも至近。


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2019年03月23日

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皆様Moi! ロヴァニエミ支店のMonamiです! 2018/2019秋冬の半年にも及んだオーロラシーズンでしたが、ロヴァニエミ支店及びオーロラバス・モイモイ号もサマータイム開始直前の3/26(火)に最後の営業日を迎えま […]

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